18日、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、NY原油相場は、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の11月物が一時1バレル90.02ドルの最高値を更新した。その後下落を示し、18日の取引では前日比2.07ドル増の1バレル89.47ドルと、取引終値としては最高値を記録した。ドル安ユーロ高が新規外国人投資家の買いを誘うかたちで、原油価格は高騰を示している。
11月ガソリン先物価格は3.85セント上昇して1ガロン2.1851ドル、灯油先物は3.04セント上昇して1ガロン2.3493ドルとなった。11月天然ガス先物価格は8.4セント下落して千立方フィートあたり7.374ドルとなった。米エネルギー省は先週天然ガス在庫が390億立方フィート上昇したと発表している。NY原油製品供給量は例年に比べて高水準にある。一方ロンドンICEフュチャーズ取引所では、ブレント原油12月限が1.47ドル上昇して1バレル84.60ドルとなった。
アナリストらは、ここ最近のNY原油高は、原油の需要供給の問題ではなく、ドル安が外国人投資家の買いを斡旋していることによると分析している。17日には、米エネルギー省が原油、ガソリン在庫は先週予想を上回る増加を示したと発表している。
また米国自動車協会(AAA)によると、全米平均ガソリンスタンド店頭ガソリン販売価格は1.9セント上昇して2.795ドルとなった。原油価格の高騰に伴い、ガソリン価格は今後さらに上昇して行くものと予測されている。
一部アナリストらは、原油価格の高騰はそろそろピークとなり、すぐに下落し始めると予想している。もし原油価格が一旦下落し始めれば、ドル安によるNYエネルギー商品を買うことで利ざやを求めた外国人投資家らが一気に売りに転じ、下落を促進させる可能性も考えられる。
米投資銀行オッペンハイマーのアナリスト、ファデル・ゲイト氏は、「原油価格は経済実態をかけ離れて高騰を示しており、最終的に下落するだろう」と分析している。